"妄想ノートなラクガキ帳

塗りつぶしについて考える

備忘録 お絵かき

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トップ絵を描いているときにも思ったのですが、年始絵からさほど経ってもいないのに色々忘れている。
gimpのキーボード・ショートカット等が、特にですが。カスタマイズしまくっているのでヘルプドキュメントなどほとんど役にたちゃしねえ、という状況。
その他、塗りのこういう時はこうすべきみたいなノウハウを忘れている。

これが老化か…(グラサン涙

などと言っている場合ではなく。
とりあえずLibreOfficeでキーボード・ショートカットの一覧を表にして、印刷して机に貼ったりしています。ただ、印刷せずにサブモニタにpdf映しとけばいいだけ…のような気もするのですけどね。(;´Д`)

さてそこで備忘録としていろいろ書いておくことにしました。
そんなカテゴリとして新設した「お絵かき技法の備忘録」、第一回目は「塗りつぶしについて」のココロだ〜(←ここだけ「小沢昭一の小沢昭一的こころ」風に)

スーパークイック塗り


最近、こだわっていたのが、二値化を利用した自己流の「スーパークイック塗り」。

グレースケールの主線レイヤがあるとして、それを複製してを黒と透明で二値化。これを今後「塗りレイヤ」と呼称します。
さらに、その二値化したレイヤの全く同じ複製を作って上に置きます。これを「黒隠し」と呼称します。この理由は後で書きます。

gray_mono.png

ちなみにgimpでは「しきい値」で二値化するわけですが、この時アルファチャネルが付いていると上手く行きません。

背景色を白にした上で
レイヤのアルファチャネルを削除し
しきい値で黒側が40〜60ぐらいの値で二値化し
再度、「色を透明度にする」で白を指定、アルファチャネルを復活させる

という手順が必要です。(実はスクリプトを組んで自動化してありますが…)

以下のような状況になります。

↑表面
主線レイヤ(グレースケール) ←塗り中は非表示に
二値化レイヤ(黒隠し) マスクや透明部分ロックなどで透明部分を保護 ガイド表示になるため表示したままで。
二値化レイヤ(塗り) 最初の工程の作業はここで。
↓背景


そうしたら塗りレイヤでダイナミクスをOFFにして筆圧を無効化し、さらにハードエッジのブラシで鉛筆ツールで完全不透明のそそり立つピクセルエッジな描画環境にします。これを以後、ピクセル鉛筆と呼びます。

これを毎回設定するのは面倒すぎるため、gimpの機能「ツールプリセット」で登録して使っています。ツールプリセットはすばらしい。おすすめです。しかしgimpに最初から入っているプリセットは量が多い割にどれもイマイチで見通しが悪いだけなので、オイラは初期設定フォルダ(/usr/share/gimp/2.0/tool-preset)ごとリネームして排除し、自作のものだけに絞り込んでいます。

shot_150406_8102.jpg


さてこのピクセル鉛筆により、おもむろに輪郭のドットの開いた部分を潰しつつ、バケツ塗りを敢行します。

ですが、気をつけていても抜けがあった場合全画面が塗りつぶされ、処理速度を奪われてしまいます。とはいっても今どきのCPUではすぐに塗れてしまうわけですが、テンポを削がれるのは事実。

そこで考えたのがまず、ピクセル鉛筆で塗り部分を大まかに区切り、どこに抜けがあるのか大まかに知ることができるようにする、という方法。

shot_150403_6583.jpg

更にもうひとつが、ピクセル鉛筆で主線の周囲に「キャラ塗りに使用しない色で作る」、フィルガードを構成するわけです

shot_150403_6199.jpg


漏れても当社独自のフィルガードが優しくしっかり漏れを受け止めるため、
(隙間が)
多い絵でも安心

shot_150403_1624.jpg

速攻アンドゥしてやりなおしです。

フィルガードはキャラ塗りに使用されていないので、キャラ内に埋まってしまっても塗りつぶしは簡単ですし、塗り終わった最後に色選択で一括で選択してCTRL+Xで消し去る事が可能です。

以上、ここまでが「塗りレイヤ」の作業でした。

黒隠しレイヤの活躍



さて、これだけでは実は駄目なのです。実際にはまだ、塗りレイヤのところどころに二値化された黒いピクセルが埋まっています。
まぁ、これはどうせ主線の最黒部分とぴったり合致するわけなのですから、消す必要は本来は無いのです。主線を透明度保護して色付けしたとしても、完全に隠れます。
オイラも最初はそう思っていました。

たしかにそのままならば消さなくてもいいのですが…

主線を修正した場合、話が違ってきます。

やれ、顎がオカシイだの手がおかしいだの…そんなことになってくるとですね。
主線を消してもベタ色の中に黒い点々が残って、修正が二度手間になるのですね。しかもうっかり見逃して後で気づくとストレスもマッハです。
さらに後述するパーツ分割などしていた場合、最悪の場合には「非常に邪魔な黒い点が見えるが、どのレイヤにあるのかわからない」という惨状もあり得ます。オイラの場合うっかりすると無計画さのあまり、レイヤが30枚とか平気で超えているので、全部合成して塗りつぶしたほうが早い…ということも。

しかし、これを塗りレイヤだけで潰そうと考えると、ピクセル鉛筆が勢い余って他の色の領域にはみ出るなど、問題は多々有ります。黒ピクセルだけ選べばいいのですが、もし「黒で塗りつぶす」部分がある絵だと色選択が使えないこともあり得ます。

それを簡単にするため活躍するのが上にかぶせておいた、黒隠しレイヤ

これは透明部分が保護されているため、単に不透明ブラシをぶちまけるだけで黒いピクセルだけ色が変わるのです。多少というかかなりハミ出しても、大丈夫。大きなブラシが使えます。

cursor.jpg

これで黒いピクセルを全部、適当かつ豪快にサッサと塗りつぶして行きます。まぁ、大きな領域ならばブラシでちまちまやらずとも、自由選択ツールでガバッと選択してSHIFT+バケツ塗りで選択領域内を一気に潰してしまうのもよいでしょう。

全ての色で塗りつぶし終わったら、黒隠しと塗りレイヤを合成し…完全なベタ塗りのっぺらぼうレイヤが完成します!

shot_150407_4664.jpg


その後、色選択を利用して髪の毛だけパーツ分割したり、また、ベタ塗り全領域を「不透明部分を選択」などすると、ハイライトなどに使える様々なマスクにもなり、非常に便利。

この方法、慣れれば恐ろしい速度で塗れる…
まぁ、確かにgimpに慣れてない頃から考えれば超速なのですが…
しかし、理想と現実は異なるというか。

やっぱパスが一番…っすかねぇ…というわけで「パス塗り」


結局フィルガードがあってもお漏らしで時間を食う事自体は変わらず。
何より、隙間部分を探すのが時間を食うというわけです。目を皿のようにして探さねばならない。

特にコピー紙スキャン→potraceでパッと出しの絵をサクッと塗るときは、隙間が漏れ漏れなわけです。azdrawingで丹念に修正した絵では、なかなか漏れませんが。

そうなってくると、もうほとんど二値化された黒に頼れなくなり、ピクセル鉛筆で主線をなぞりまくる…ということになり、

…何も描いてないレイヤに、主線の下をピクセル鉛筆でなぞったほうが早くね?

ということも思いつく有り様…いや、それ普通だし。

この方法だと、最初は大丈夫に見えても後々はみ出ている事に気づく、ということが多々有り。それも、はみ出ていることに気づく部分が時間経過と共に異なり、なんだか「毎度毎度はみ出てる部分を修正している」気分になったり。

そこで思ったのは、
やっぱり新規透明レイヤにパスで主線をなぞった閉領域を作って、塗りつぶすのが結果的に速いかなぁ…ということです。

パスは失敗しても残るため再編集が容易ですし、正確性も抜群。局所的なマスクにも使え、主線修正時の再利用すらあり得ます。

となってくると、もしかしてinkscapeで「塗る」のが最速なのか…?とすら思えて来ましたが、アレはアレでフィル部分のUIがなんだかなーという感じでして、一長一短という趣が有ります。
なお、inkscape 0.91ではグラデ周りのUIが著しく改善されており、多少マシにはなっています。

次の絵では、このパス領域塗りで攻めてみようかと思います。
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